小物中心に、ネット販売もしています。 http://barnproducts.free.makeshop.jp/

2010年03月13日

駐車場?



遅ればせながら・・・水曜日の雪はすごかったですね。何だか高山時代を思い出してしまいました。

冬になると、毎日のように雪かきをしたり、時に雪おろしをしたり。大変だったけど、結構楽しい思い出です。


さて、私は日頃、家具と家を作ることが多いのですが、時折、変わった依頼を受けることがあります。

今週も、あるクライアントからの依頼で、何と「立体駐車場」を作っていました。

クライアントからの要望は

①所有する100台余りの車を駐車できること
②スロープ付きの立体駐車場にすること、の2点。


駐車場は決して専門ではありませんが、依頼とあれば断る訳にはいきません。
時間も無かったので、突貫工事で、実質一日半で何とか作りました。





・・・・・何か小さくないか?





・・・・やっぱり小さい?


そうです、もうお分かりと思いますが、駐車場は駐車場でも、ミニカーのトミカのための駐車場です。紛らわしい書き方をしてごめんなさい(これでも結構苦心したのですよ~)。


ちなみにクライアントは、ももたくんという4歳の男の子。

報酬は「パパありがとう」の一言でした(ああ、親ばか・・・)。









  

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2010年03月01日

無垢材のカウンター


今日は一日雨で肌寒かったですね。


さてさて、一週間ぶりの投稿です。先週はずっと、清水銘木さんの仕事で、防府市内にあるバーの改装をしていました。今日、塗装まで終わったので、ご紹介します。


こちらが全景です。






改装と言っても、小規模なものです。元々は合板のカウンターだったのを無垢材に交換し、手前に袖壁を作りました(床も少し増築してます)。あと、壁面にあった食器棚を撤去し、代わりにボトル棚とCDラックを造り付けました。






ただ、小規模な改装ながらも、材料には清水さんのこだわりが随所に出ています。カウンター材は樅の木の一枚板で、厚さ約9センチ、幅は広いところで80センチあり、長さは5メートル強!もあります。


これだけ大きいと搬入も大変で、現場には大人5人がかりでやっと運び入れました。さらに袖壁は栗、床材はケヤキ、ボトル棚はカエデという、何とも贅沢な布陣になっています。


もちろん、マスターも木が大好きな方で、カウンターはマスター自ら嬉々としてサンダーをかけ、塗装をしていました。


ちなみにお店の名前は「バードランド(BIRD LAND)」さんと言います。場所は防府市公会堂の隣り。公会堂駐車場入り口のゲート前、マンションの一階です。バーですから夜がメーンなのは言うまでもありませんが、昼間も喫茶をされるそうなので、お近くの方、お酒の好きな方、ぜひお出かけ下さい!


  

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2010年02月21日

けやきの皿



大工・家具職人という仕事がら、様々な木を使います。針葉樹だと、杉、ひのき、松、樅、等々。広葉樹になると国産の木だけでも桜、欅、楢、タモ、樫、栗、しおじ、楓、等々。これに外材のチェリーやメープル、ウォルナット等が加わると、取り扱う樹種は数十種類になります。


家具を作る時は、これらの木を加工していくのですが、その工程でいろんな切れ端が出ます。切れ端とは言え、貴重な材料ですから、捨てるのはもったいない。それに、木っ端でも木目が出ている材などを見ると「ああ、綺麗だな」と思って、なおさら捨てられなくなってしまいます。


とは言え、あまり端材ばかりたまってもしょうがないので、たまにはこれで何か作ろうと、ケヤキの端材で皿を彫ってみました。







出来は、うーん、ぼちぼちかな・・・。大きさは、20cm四方ぐらいです。手彫りの雰囲気を出そうと思い、丸鑿で彫り跡を残しているのですが、分かりますか? 目標は木工作家の三谷龍二さん。私も大皿を一つ持っていますが、本当、ほれぼれします。


まだまだ改善の余地ありですが、がんばって商品化するぞー(そのうちに・・・)。


  

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2010年02月16日

スプーン!スプーン!


今日は寒かったですね・・・。


だから、という訳ではありませんが、今日は一日中、工房にこもってある物を作っていました。


それは・・・






そう、スプーンです!


材料は私の好きな桜の木。数年前、小さな丸太を自分で製材し、工房の屋根裏で乾燥させていたものです。

初めて使ってみたのですが、乾燥状態も良いし、色艶もなかなかです。


ちなみに、スプーンの加工に必要なものは、鋸(バンドソー)と小刀、丸鑿、ペーパー。後はただひたすら、努力と根性で削り込んでいくだけです。


さすがに一日中やると「疲れたー」という感じです。



追伸:前回お知らせした、ショールームの壁塗りですが、今のところ3月6日に行う予定です。引き続き、参加者お待ちしています。また、同日は併せて工房の解放日としますので、こちらの方もご希望があれば受け付けます。


  

Posted by バーンプロダクツ at 22:11Comments(2)TrackBack(0)最近の仕事

2010年02月14日

ショールーム その後


久しぶりの投稿です。このところ春っぽくなってきたとは言え、風はまだまだ冷たいですね。


さて、以前紹介したショールーム(家具の展示棟)ですが、その後こつこつと作り続け、ようやく内、外装がほぼできあがりました。





外観はこんな感じです。材料は、本体が杉の三寸角(通称、バタ角)で、屋根は波トタン葺きです。外壁には、通常、屋根の下葺き材に使う野地板を使い、下見張りで仕上げました。


何と言っても予算が無いので、とにかく一番安く手に入る材料を使っています。木製のドアも建具も、工房にあった有り合わせの材料で作りました。とは言え、あまり無機質なイメージにならないよう、材料の質感にだけは気を遣っていますが・・・。


ちなみに内装は、床が頂き物の樺のフローリング。壁はこれからしっくいを塗る予定です。当初は板壁にするつもりでしたが、少し暗い感じになりそうだったので、途中で変更しました。


このしっくい塗りですが、予算が無いので、当然、自分で塗ります。今のところ3月の6日か13日の土曜日に塗るつもりですが、もし、自分でも塗り壁に挑戦してみたい!という人がいたら、一緒にやりませんか?もちろん、素人仕事でけっこうです(私も左官は素人ですから)。プロのように滑らかに、とはいきませんが、けっこう楽しい体験になると思いますよ。


興味がある方、ご連絡お待ちしています。






  

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2010年01月29日

丸太の刻み



先週の話ですが、友人の大工の手伝いで、丸太の小屋組みの刻み仕事をしてきました。


古い民家や農家などを訪れた際、桁の上に松丸太を幾重にも組んでいるのを見たことがある人もいると思いますが、あれです。





丸太(大工の言葉でいうところの太鼓梁)を組む時は、まず丸太が桁にかかる部分を成型し、その形に合うよう、桁の方に仕口を作っていきます。この作業のことを「光りつけ」と言います。


丸太は一本一本形が違うので、当然桁の仕口の形も一つ一つ異なります。また、仕込みの高さも丸太の反り具合によって変わってくるので、結構気を使う作業なんです。おまけに今回は小屋組みが全部見えるとあって、久しぶりに? 緊張しました~。


写真は刻みが終わった後、確認のために地組みをしている様子。ともあれ、無事に組めて何よりです。



※ここから先は、主に業界の方向けのご案内です。


今回、刻みを手伝った大工は「兼重工務店」さんと言います。普段は一人でやってますが、昔ながらの大工技術をきちんと継承している人で、ちょっと難しいような仕事でも黙々と、丁寧にやる人です。


自社工事はもちろんですが、他の工務店やプレカット工場からの依頼も受けていますので、墨付け、刻みができる大工を捜している方や、プレカットでは難しい丸太の小屋組みなど、ご要望がある方は、ぜひお問い合わせ下さい。ご紹介致します。



  

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2010年01月24日

レカロチェア 完成しました。



以前ご紹介した、レカロシート(後部座席用)を利用したベンチがようやく完成しました。



前からはこんな感じ。





こちらが後ろから





側板とアームは以前作った一人掛け用とほぼ同じですが、ベンチになって横長になった分、背板とスピンドル(丸棒)を入れています。


こちらがアップです。






ちなみにスピンドルは、木工旋盤という機械を使って加工します。このベンチのデザイン上のアクセントになっている部分ですが、カントリーっぽい感じにもなるので、好き、嫌いが分かれるポイントになるでしょうね。


ともあれ、やっぱりレカロシート、今回も座り心地は抜群です!






  

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2010年01月17日

木フレームの鏡 そしてお知らせ


鏡の製作依頼を受けました。もちろん、鏡そのものではなく、鏡を納めるフレームのことですが。







ご覧の通り、ごくごくシンプルなものです。ただ、大きさは50×60cmと、けっこうな大きさです。
シオジの無垢材を使い、留組(とめぐみ)の技法でシャープな印象で仕上げています。


まだお客様に見せていないのですが、気に入ってもらえるでしょうか・・・。



ところで、お知らせがあります。


以前からずっと思っていたことなのですが、今後、毎月2日ぐらい、たとえば第2、第4週の土曜日とかを使い、木工に興味がある方を対象に、作業場を開放しようと思っています。


と言うのも、木工をやってみたい、という声はよく聞くのですが、同時に場所や機械が無い、などの理由で躊躇しているという方がけっこういると思うのです。


私自身、そういう経験があるので、作業場を開放することで、少しでも木工に興味がある人達の役に立つことができたらな、と思っています。


具体的には未定ですが、狭い作業場なので、一回の人数は多くても3、4人ぐらい。教室ではありませんので、それぞれ作りたい物を持ち寄ってもらい、私が製作のアドバイスをする、という形をとりたいと思います。

また、私自身、作業場を借りている身なので、機械使用料として、一日あたり2千円程度の使用料をお願いします。


とりあえず、今月は30日の土曜日に一回目を開きます。詳しいことは、直接携帯までご連絡下さい。


080-5624-1143 です。


今後どうなるか、私自身全く分かりませんが、木工に関して、何らかの情報を発信していけたらな、と思います。

  

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2010年01月12日

レカロチェア 再び



こんばんは。今日は寒いですね。


ところで、昨年夏にレカロシートを利用した椅子を作った話を載せましたが、覚えていますか?


実はその後、追加の注文があり、今、工房でこつこつと作っているところです。まだ途中なのですが・・・。





何だか大きくなってないか?


そう思われた方、正解です。実は、今回作っているのは、後部座席用のシートを使った椅子なのです。


材料は前回と同じけやき。大きさは、幅が1.5㍍ほど。写真にはありませんが、シートを載せると、ちょうど二人掛けのソファのような感じになります。


それにしても、最近ますますマニアックなものばかり作っているなあ・・・・。


無事完成したら、またお見せしますね。







  

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2010年01月05日

樫・栗・桜のテーブル


みなさん、あけましておもでとうございます。


今年もスローペースだと思いますが、こつこつと更新していけたら、と思います。


さて、今年の初仕事ですが、いつもお世話になっている山口市の設計事務所「D. N. A」さんの依頼で、事務所の打ち合わせ用のテーブルを作りました。












テーブルとしてはかなり大きめで、幅約1㍍、長さは2.75㍍あります。半分、造り付けのような構造で、大勢でテーブルを囲んだ際、脚が邪魔にならないよう、片方を一本脚にしています。



ところで、家具は普通、材種を揃えて作ることが多いのですが、今回はクライアントに材料の違いを説明できるように、ということで、わざと「樫」「栗」「山桜」の三種類の材で天板を作りました。私自身、初めての体験でしたが、それぞれの材の特徴が出ていて、なかなか面白い表情になったと思います。



ただ材種が違うと、それぞれの木の収縮率の違いから、板をはぎ合わせた面が切れてくる恐れがあります。そこで、テーブルには収縮を吸収する「あり桟」を仕込むのはもちろん、天板の端に「千切り」を埋め込んで対策としました。







これが千切りです。けっこう可愛いでしょう?



これからたくさんの人に触ってもらって、5年、10年後と、もっともっといい表情のテーブルになっていったらいいな、と思った次第です。




  

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2009年12月26日

日向市駅の話


少し前のことですが、実家の延岡市に帰省した際、隣りの日向市にあるJR日向市駅を見てきました。


と言うのも、帰省の少し前、下関で建築家の内藤廣さんの講演を聴いたのですが、その中で内藤さんがとりあげた事例が、たまたま日向市駅の再開発の話だったのです。


一応説明しておきますと、内藤さんは、長野県の「安曇野ちひろ美術館」や、近くでは島根県・益田市の「グラントワ」を設計した方で、日本を代表する建築家の一人です(ちなみにちひろ美術館の方は、岐阜の高山にいた頃、よく遊びに行きました。安曇野の風景に溶け込んだとてもすてきな建築で、ちひろの絵を見る、というより、美術館の雰囲気を味わうために通ってたようなものでした)。


さて、日向市駅の話ですが、とりあえず写真を・・・




正直、構造的な話はよく分からないのですが、駅舎には地場材の杉をふんだんに使っており、シンプルな構成の中にも、温かみのある印象を受けました。


内藤さんは講演の中で、再開発の過程で、小中学生や若手の建築家など、地元住民を巻き込んで色々な仕掛けをされたことを話していました。そしてそのような活動を通じ、住民の意識が変わっていき、住民の中に地元を愛する意識が芽生えていった、というようなことを語ってました。


駅舎の周辺には芝生の広場が広がっていて、訪れた日はけっこう寒かったのですが、ベンチでお昼を食べている人もいて、とても気持ちのいい場所に思えました。実際、毎月のようにイベントもあるそうです。


私は山口駅の近くに住んでいるのですが、山口駅の前もこんな風だったらいいのになぁと、ちょっぴりうらやましくなった次第です。








  

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2009年12月05日

ショールーム


「どんな家具を作っているのですか?」

私が家具を作っていることを知ると、大抵の人がこう聞いてきます。

一応それらしいことを説明するのですが、いかんせん注文家具の世界、作った端からお客様のところに行ってしまうので、自分の手元には肝心の現物がありません。

おまけに最近は建物と家具を一緒に作ることも多く、そうなるといよいよ現場でしか家具を見れない、ということになってしまいます。


しかし、これではいかん!


そう思って一念発起、工房横に、家具のショールームを作ることにしました。と言っても、六畳間ほどの小さな小屋です。今年の春に刻んだのですが、その後ばたばたとしていて、ようやく今日、上棟することができました。やれやれ。





これから一気に、といきたいところですが、やはり仕事が優先なので、合間をみてぼちぼちと作るつもりです。完成は・・・いつになるのでしょう?


できたらお知らせしますね。
  

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2009年11月29日

パン屋を作りました ③



それでは、外観です。




構造は、いわゆる普通の(?)木造です。ただ、前にも書いたように、プレカットではなく、大工が墨付けから刻みまで、全て手作りで作っています。


デザインやプランは設計事務所(D.N.A)によるものです。木を多く使っていながら、シャープな感じのデザインになっているように思います。

これが道路側からです。





外壁は防火に関する法律の関係で、半分が防火サイディング、半分が杉の無垢板となっています。黒っぽい外観なので、通りからでも結構目だっています。


これが正面から。建物の一部は、基礎に直接載るのではなく、束立てになってます。清水寺のような感じ、と言えば分かり易いでしょうか。





最後に看板です。




実は今日、家族と一緒にパンを買いに行ったのですが、お昼の12時にもかかわらず、すでに完売、という盛況ぶりでした。パンが買えなかったのは残念ですが、苦労して作ったお店が無事に開店し、賑わっているのは、施工者として、とても嬉しく思いました。

お近くの方、ぜひ覗いてみて下さいね。



  

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2009年11月21日

パン屋を作りました その2



続いて二階です。二階も一階と基本的には同じ構成です。













二階は(一階の一部もですが)天井を貼らず、垂木に杉の化粧野地板を貼ってそのまま現しにしています。


その場合、天井面の断熱が問題になってきますが、この建物では化粧野地の上に断熱材を敷き詰め、その上からもう一度通気垂木と野地板を打っています。


いわゆる「二重垂木通気工法」というもので、二段目の通気垂木の間の空気が対流することで、夏場でも熱がこもりにくい構造になっています。


実際、施工後に空気の吹き出し口に手をかざしましたが、ドライヤーの熱風のような空気が噴出していて、なるほど効果を実感しました。

あと、二階には浴室とトイレ、洗面があるのですが、そちらも紹介しときますね。








二階はざっとこのような感じです。外観は、外廻りの工事が終わったら紹介します。



それからこの店、無添加のパン工房「むくのき」と言います。今のところ24日にオープン予定なので、近くの方、開店したら寄ってみて下さいね。



  

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2009年11月19日

パン屋を作りました



久しぶりの投稿ですね。


この三ヶ月、何をしていたかと言うと、当たり前の話ですが、ただひたすらに家を作っていました。


山口市内の設計事務所「D.N.A」さんからの依頼の仕事です。宇部の「あすとぴあ」にパン屋さん兼住宅を作るというもので、その木工事を全て担当させて頂きました。ようやくほぼ完成しましたので、少し紹介したいと思います。

まずは外観、と言いたいところですが、写真を撮り忘れたので、いきなり内部です。





ここは一階のショップ部分、内装は構造材がほぼ表しになった空間で、杉の柱に珪藻土の塗り壁、無垢の厚板を貼った床、が基本になっています。





これがショップ中央にあるキッチンカウンター。材料はミズナラの一枚板。幅は約80cm、長さは何と3m50cmもあります。


これまでに随分とテーブルやカウンターを作ってきましたが、これだけの大きさの1枚ものを作ったのは初めてです。木目も素晴らしいし、実に作りがいがありました。


ただ、これだけの大きさの無垢板だと、当然、反りやねじれが心配です。そこで、カウンター裏面には「あり桟」を仕込み、無垢板の収縮を吸収しつつ、反りを防ぐ工夫をしています。


続いて二階へ。 





階段も全て手作りです。というか、この家は構造体の墨付けから刻みまで、全て手作りです。最近は木造でも工場で加工して現場で組み立てる「プレカット」が主流ですが、今回のような内部がほぼ現しの空間だと、あちこちにボルトなどの金物が出てきてしまいます。


この建物の場合、仕口(木と木が組み合う部分)は全て、長ほぞや込み栓、金輪継ぎなど、昔ながらの木組みを採用しています。当然、プレカットよりはるかに時間も手間もかかりますが、その分、仕上がりが美しく、しかも耐久性の高い建物になります。



二階は、また次に紹介しますね(ちょっと眠くなってきたもので・・・)
  

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2009年08月13日

これは何でしょう?



少し変わったものを作りました。








何に見えますか? 椅子?  


そうです、でも、ただの椅子ではありません。


正解は・・・・。






そうです。ご覧の通り、車のシート(レカロ)を使ったダイニングチェアです。


清水銘木店(防府市)のお客様からの御注文です。何でも、長年使っていた愛着あるシートだそうで、車の変更で使えなくなったものの、何とか家で使えるようにならないかと、ご依頼があったそうです。


材料はケヤキの無垢板です。幅500㍉ほどの側板にアームレストと下駄脚をつけ、通し貫で座板を繋ぎました。シート本体はこの座板にビスで固定されています。


ケヤキは赤みが強く、木目もかなり個性的です。それだけに、工業製品であるシートとの相性はどうなのだろう、とも思いましたが、意外にも?、それほど違和感なく納まっているように思えます。


ともあれ、さすがはレカロシート、座り心地は抜群です。  

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2009年08月09日

栗の木の玄関戸




長い梅雨が明け、ようやく夏本番になりましたね。


さて、先日、防府市のお客様宅の玄関戸をリフォームしてきました。

お施主様とは昨年、敷地内に木造の車庫を建てさせて頂いてからのご縁です。ご自宅はRC(鉄筋コンクリート)住宅ですが、古材や無垢の木がとても好きな方で、玄関戸も木製にしたい、とのご要望でした。


いわゆる普通の(?)木製戸にしても良かったのですが、せっかく自然の木を使うのなら、と思い切って幅広の1枚板を使って作ってみました。







材料は栗の木です。原板は幅90㌢、長さ3㍍近い一枚板です。これを縦に半分に切り、外の皮の部分を内側に向けて加工し直しました。


真ん中の隙間の部分にはガラスを落とし込んでいますが、これは、山口市内にあるステンドグラス工房「構作舎」さんに特注したものです。木の柔らかい曲線と、凹凸のあるガラスが、なかなか表情を見せています。


ちなみに、アップだとこんな感じです。ガラスのぼこぼこした感じが伝わるでしょうか?






建具の横の羽目殺し窓も、同じく構作舎さんに入れて頂いたガラスです。こちらはややオレンジがかったブラウンで、部屋内から見ると、ガラス越しに温かみのある光が入ってきます。







この建具がこれからどんな表情を見せてくれるのか。無垢板をかなり大胆に使っていますから、後で反りやねじれも出てくるかもしれませんが、それらの調整も含め、末永く付き合っていきたいと思います。
  

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2009年06月21日

一枚板のテーブル



始めに、先月のリフォーム見学会に来て頂いた方、本当にありがとうございました。お礼が遅くなって申し訳ありません。



さて、久しぶりに家具の話です。防府市内のあるお寺さんからの依頼で、一枚板のテーブルを作りました。

御施主様は木、それも自然の形の木がとても好きな方でしたので、一緒に同市内にある清水銘木店まで行き、直接材料を選んで頂きました。


清水銘木店は、一般材はもちろんですが、寺社などに使うケヤキや栗、桜といった広葉樹の板を扱っており、材料庫にはそれこそ山のように材料が積んであります。その量と質には、ただただ圧倒されるばかりです。


そうして選んだ材料で作ったのが、このテーブルです。







材料は栂(つが、とがとも言います)、1枚の大きさは、長さが約1.8㍍、幅は広い所で約1㍍あります。驚いたのは、これだけの幅がありながら、木の外側に近い部分を製材してとれた材料だ、ということです。つまり、木の直径はそれより遙かに大きい、ということになります。


清水さん曰く、屋久島から出た材料で、樹齢もそれこそ屋久杉クラスの材料だそうです。何百年(千年?)という年月を生きてきた木だと思うと、作る方も自然と厳粛な気持ちになります。


最も、これだけの材料ですから、下手な小細工は要りません。脚廻りは板脚で極力シンプルにまとめ、オイルフィニッシュでさらりと仕上げました。これからまた年月を重ねていくにつれ、きっと素晴らしい色艶になっていくと思います。






本当、いい仕事させてもらいました。  

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2009年05月20日

長屋の改修⑤ 

またまたずいぶんと間が空いてしまいました。

次は左官の話を、と思っていたのですが、ばたばたとしているうちに、実は仕事が終わってしまいました・・・す、すいません。

そんな訳で、いきなりですが、竣工写真をお見せします。







これが全体像です。元々は前半分が土間、後ろ半分が和室だったところを、板の間のリビングとキッチンにリフォームしました。


床は、以前に書いた通り、杉の無垢板(3cm厚)、壁は漆喰の塗り壁です。


漆喰壁と言うと、普通は鏝で押さえるのですが、それだとあまりにもかっちりした印象になるので、今回は木ごてを使い、さらに砂を少しだけ混ぜて陰影を作り、いくぶん柔らかい印象を狙ってみました。







こちらがキッチン側です、リビングとキッチンの間は建具で仕切れるのですが、リビングとの一体感を損なわないよう、欄間をガラスにしています。



キッチン中央にでん、と据わっているのが、棚と一体になったテーブル。棚部分を含めると、90cm×220cmの大きさで、大人6人がゆったり座れます。テーブルトップにはコンセントを仕込んでいますので、炊飯器を置いたり、ホットプレートを使うのにも便利ですよ!







こちらがキッチン。天板だけ某メーカー(Kナップ)から取り寄せ、後は自作しました。御施主様が御高齢なので、車椅子でも使えるよう、足許をオープンにしています。



続きはまたご紹介しますが、ちょっとお知らせです。御施主様の御好意で、今度の土日(23、24日)、現場で見学会を開かせて頂けることになりました。場所は、山口大学近くの県営住宅のそばです(山大から小郡方面に向かい、2つ目の信号を左折です)。


土曜日のサンデー山口に広告を出しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。個別にお問い合わせ頂いても結構です。ぜひぜひ遊びに来てください!

  

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2009年04月29日

長屋の改修③

続いて、天井と壁を作ります。


天井は、杉とひのきの羽目板を使います。


まずは下地を組み、床同様、断熱材(スチレンフォーム)を入れます。





続いてその上から羽目板を一枚一枚貼っていきます。





二階が乗っている部分の天井は、二階床(二階の床を支えるための構造材)をそのまま表しにし、その間に入れ込むように羽目板を貼っていきます。






大工作業的に言うと、二階床の下に下地を作る方が早いのですが、せっかくいい材料が使ってある建物ですから、それを隠すのはもったいないですよね。確かに手間はかかりましたが、その分、表情のある力強い天井になったように思います。







これで天井は完成です!後は壁を残すのみ。いよいよ左官の登場です。




  

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